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バレエとピアノ

 ローザンヌ国際バレエコンクールがテレビでやってたので見ました。コンテンポラリーだけ。
細かいテクニックはわかりませんが、上手な人はやっぱり違いますね。
フィギュアスケートを見たときもいつも思いますが、うまい人は、指の先に空間の動きがちゃんと見えるのです。指先や、頭の向く先、つま先からエネルギーがそこにとどまらず空間に発散されている。自分の身体の動きと、空間と、そして音楽とが有機的につながっている。
あまりよくないなーと思う人は、動きが身体の先でストップしてしまっています。がむしゃらにがんばって運動神経よく動いても、その動き自体が意味を成さないものとしてみえてしまうのです。

フィギュアの選手について、昔まおちゃんとキムヨナは同じフィールドにはいない気がすると書いたのですが、理由はこのバレエと一緒だと思う。キムヨナの天性の才能かもしれないけど。この問題を解決しないことにはまおちゃんはたぶん足踏み状態だと思う。

この身体の使い方だけど、実はすべての運動競技、そしてピアノの演奏にも大きな関係があると感じています。ピアノを弾くときに、身体から発生したエネルギーが、指先に到達してピアノの音が鳴るわけですが、身体のある部分で、(腕やひじ、手首、そして指先)力が止まってしまうと、せっかく心の中で点火した想いは空間に発散されることなく、鎮火してしまい、その動作だけが見ている人にとって目障りに映ってしまいます。
音を弾くときは、まずエネルギー(その大きさは問わない)を指先に伝えること、そして、その先の先まで、そのエネルギーの行き先を導いてあげることが大切だと思います。

このようなことができているすばらしいピアニストの演奏を目にしたすぐあとは、その余韻にひたってなんとなくそのように弾くことができますが、今日のバレエを見た後も、同じような感覚になり弾くことができました。
ピアノやっている人も、バレエを見ることをオススメします☆




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